売れる美容師は何を考え、どう行動しているのか⑤

『売れる』美容師になろう!

 

ついにパート⑤

自分自身ちょっと飽きてきました。このシリーズ。

頼む。みんな勝手に売れてくれ。



ネットで検索するとたくさん「売れる美容師」「売れない美容師」ってたくさん出てくるんです。

売れるには、提案力とかブランディングとかコミュニケーションとか必要。とか。

 

もちろんそうなんだろうけど、それってすぐにはできない。

となると、

売れるためにまずしなくてはいけないことは、そもそも自分は「どんな自分を売りたいのか」をある程度は決めておかなければいけないということです。

 

指名をいただける要素としてザックリ2パターンあります。

①幅広い年齢層に支持されている
②特化した技術で、狙った客層とマッチしている。

 

こんな感じです。

①に必要なのは、それぞれの年代の価値観や好みを理解し、

それぞれのニーズ・ウォンツに柔軟に対応してファンを増やす。

地域密着型戦略。

 

②に必要なのは、圧倒的な「特価技術」「情報発信力」。

ショートスタイル・デザインカラー・縮毛矯正・・・。

トレンドをしっかり取り入れ、SNSでビジュアルで視覚に訴え、スタイルも数多く発信し更新頻度もコンスタントにしてコンテンツの質を上げる。

ターゲティング戦略。

 

そしてサロンによってはトレンドに左右されない「ケア特化型」で髪質改善やヘッドスパなどを武器にしているところもありますが、スタイリストの個性で考えるとこんな感じではないかと。

 

ここでポイントになるのが

「自分の物差し」

 

これが影響してくるように思うわけです。

 

「自分の物差し」という言葉は、

他人の価値観にふりまわされるな

自分の価値観で他人を測るな

 

両方の意味があると思うのですが、

美容師が商売することに限っては「後者」だと思います。

 

①の地域密着型に比べると、②特化型の方が「自分の物差し」で仕事ができるように感じてしまいますが、

私はどちらも「後者」であるべきだと思います。

 

自分の物差しを強く持ちすぎると、どうしても「他責」が強くなります。

・あのお客さんの感覚がずれてるんだ

・指名がつかないのは自分とこのサロンのコンセプトが合わないからだ

・サロンのシステムが悪いからだ

・周りのセンスが悪いからだ

・俺のセンスを理解できない客などいらない ←こんな奴いないか・・・

 

もっとひどいと、売上の伸び悩みを指摘すると、

「あ、じぶん、お金の為にやってるわけじゃないんで」

・・・こ、この〇郎ぉ・・・

つまり、自分の価値観と合わないことを、指名が伸びない原因にしてしまう。

 

あるあるですが、

・お客様は、もっと毛量を軽くしてほしい(梳いてほしい)のに、「これ以上はスカスカでスタイルもまとまりません」といって軽くすることを否定してしまう。

・自分好みのスタイリングをしようとして過度に時間をかけてしまう

・どんなに忙しくても、自分のペースと工程を臨機応変に変えない。(そうじゃないとうまくいかないと思いこんでいる)

 

など、お客様が中心ではなく自分が中心になってしまっている。

 

お客様の「軽い」とか「〇㎝」と、

美容師の「軽い」とか「〇㎝」は、必ずしも一致するとは限らない。

お客様のライフスタイルなどもその人によって違うし、お客様も日によっては「そこまでしなくていいです」という時もある。

お客様は、「自分の髪は、自分がよく知っている」と思いたい一面もあるのです。

 

指名の多いスタイリストは、そういったことをよくわかっていて、

「お客様の物差し」をまずは理解&把握し、「自分の物差し」との「間隔」「感覚」を限りなく近づけるカウンセリングができる人だと思うのです。

 

お客様の物差しが大きく自分とずれていても、いったん「なるほど!」「それもいいですね!」

、と肯定して「こうするのもさらに良いと思うんですよね」と言って「うーーん」となったら引いみる、

 

というような「足し+たり「引いたりを上手に「かけ×合わせると「割り÷とうまくいきます。

 

そう、美容師にとって計算ができるかできないかは超重要。+-×÷

というわけで、

そりゃあるに決まってんじゃんは、「やわらかい自分の物差し」を持つ。

ってかんじですかね。

柔軟なアジャスターとでも言いますか。

とにかく、一発逆転はありません。

すいません、今回長かったね。

 

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