おいコイツなに?わけわからん。
そう思ったと思いますが、ちゃんと着地させてください。着地させてみせます。
全国630店舗以上!もみほぐし・足つぼ・ハンドリフレ・クイックヘッドのリラクゼーション店【りらくる】
エンタメも美容界も「トレンド・流行」という荒波から逃れることはできません。
最近は「ハイトーンカラー特化」に新卒や若い美容師、「髪質改善特化」には中途スタイリストが転職といった「特化型」美容室に美容師のニーズが集まりつつあるようです。
「今はこれ」「時代はこれ」というものに柔軟に変化させたりするのは必要不可欠ですし、現時点てお客様とスタッフのニーズに敏感でいることも、サロンには大切な要素です。
リクルーターからよく耳にするのですが、美容室によっては、
「ハイトーンカラー特化だから、ワインディングとか縮毛矯正のアイロンとかほとんどやらないみたいです」
「パーマのお客さんとかほとんどいないので検定がないみたいです」
なるほど。徹底して「特化」させてるわけですね。それはすごい。
実際、ワインディングも「国家試験」の為だけのものになりつつあるのかな。
「やりたいことだけ」「得意な事だけ」を徹底的に追及し、伸ばしていく。
デビューも早そうだし、効率もいい。
見習いたい。求人にも強いし。
ただ、果たして順番はそれでいいのか?とも思うことがあります。
現在多くのお客様に支持されている売れっ子スタイリスト達は、はたして初めから「得意な事だけ」を伸ばしていたのだろうかと。
ある程度すべての必要な技術を一通り習得し、研鑽し、その中でより自信のある「得意な事」をさらに際立たせて磨いているのではないのかと。そう思うわけです。
例えば、プロ野球選手、サッカー選手。
プロで活躍している選手は、おそらく少年時代は全員「地域でのエースで4番」であり、「地域でのエースストライカー」だっだと思うのです。
その猛者たちが集結し、さらにしのぎを削り、その中で、
「自分の打撃はこいつにはかなわないが、足の速さなら自信がある。ミートを中心に鍛えてとにかく自分は出塁率と走塁と守備を磨こう」
「打撃も好きだが、やはり自分はピッチャーとして次々と三振を奪う大投手になりたい。とにかくピッチングをもっともっと練習しよう」
といった具合に適切な「役割」「ポジション」「打順」が与えられるわけです。
サッカーも同じで、やはり最初はみんなロナウドとかメッシが良いわけです。
我々世代だと翼君や日向君、もしくは若林君や若島津君に憧れるわけです。
たまーに、「滝君・来生君・井沢君」の「修哲トリオ」に憧れる人もいるかもしれないが・・・。
でもまあ、エースストライカーになりたかったはず。
でもそれぞれのポジションの「特性」に自身がマッチして、それが「チームの勝利」につながるからこそ、そのポジションを極めるわけです。
そう、「勝つため」に必要だからです。
話を美容に戻すと、
ある程度の基礎技術、ある程度の客層に対する対応力があっての「特化」と
やりたいことだけをやり、やりたくない事、苦手な事をやらないという「特化」は、
同じ特化でも長い美容人生においてやがて大きな差が出るような気がするのです。
ビジネス書や自己啓発本などには「やりたいことだけやれ!」なんてことが多く書いてありますが、美容師という技術職であり客商売にはあまり通用しない思考のような気がするのです。
一発逆転や時短的考えだけで前にすすんでいいのだろうかと。
幅広い技術、幅広い年齢層に対応できることは、長期的には強い気がするんですよね。
あっしは、古い人間なんでね・・・。
ていうか、いつ出てくるんだ「井森美幸」は!
そう思いましたよね。
お待たせいたしました。
そう、私はこれからの美容室に必要なのは「井森美幸力」!
そう思うのです。
思えば懐かしいあの衝撃的ダンス。
つば九郎にもいじられる始末
単純に何がすごいと思うかと言うと、
私が小さい頃から現在に至るまで、
本当にずーーーーっと変わっていなのです。
芸能界という荒波の中、30年以上も、
変わらない見た目(顔も綺麗だしスタイルも良い)
変わらない芸能界での立ち位置
変わらない笑顔と声のハリ
大きくブレイクするわけでもなく、
決して消えるわけでもない。
何かすごく特化したものがあるかといえば、出てこないのだが、、、
きっとそもそもの「人間力」が特化しているのではないかと思うのです。
だからこそいろんな番組でも安定感があり、自分の「役割」をしっかりと果たす。
おそらく周囲の出演者やスタッフに対しても気遣いや声がけがきちんとしているんだと思います。
おそらく業界でも非常に愛されているのだと思う。
「嫌い」と思う人もそんなにいないだろうし、スキャンダルや不祥事も聞いたことがない。
だから仕事が無くなることがない。
芸能人だからと言って、威張ることなく、感謝の気持ちをもってお仕事をされているんでしょう。
つまりバランスがしっかりしているんだと思うのです。
ちょっと売れたからって天狗になって、いつの間にか消えていくなんて人は芸能界にたくさんいたでしょうね。
きっとバランスが良くなかったんですよ。きっとね。
これからも私は業界においてブレイクできないだろうし、これといって特化させられるほどの得意なものもない。
ただかかわる人たちにとってどこか安心感があって、
嫌味がなく、周囲に不快感を与えない。
ソンナモノニ、ワタシハナリタイ。 ←宮沢賢治風
きっと関根勤さんや、勝俣州和さんもそうなんじゃないかな。
好かれてるとおもうんですよね。
やはり、
どんなに時代が変わっても、流れても、
「基本」をないがしろにしてはいけないと思うわけです。
以上、雑談でした。
そして、着地の際、若干足をくじいてしまいました。