次のステップに行く前に、ちょっと考えてみようではないか。

『売れる』美容師になろう!

これは自論なので批判は承知の上で書いているのですが、

ここ最近は個人が情報を無料で発信・拡散できる時代になり、

「フリーランスになろう」「副業をやろう」「個人のスキルアップをしよう」という流れがあります。

会社はとことん利用するものであり、「使われるのではなく使うもの」

 

YOUTUBEなどのビジネス・教育チャンネルでもそのように発信する人も多数いますし、

実際フリーランスでやって会社に依存しないほうがあってるんじゃないかな、ってぐらい会社にコミットしないスタッフって多店舗展開していると数人いるのではないのでしょうか?

うちにはそんなスタッフはいない。そう信じていますが・・・。

 

美容室も業務委託や面貸しも増え、多種多様な美容師の働き方も増えつつあり、それぞれメリット・デメリットも増えたとはいえ、経営者・技術者共に選択肢が増えたことはいい事だと思います。

我々が美容師になったころは「フリー?ギョームイタク?メンガシ?それうめーのか?」状態でほとんど耳にすることはありませんでした。

 

日本と海外での美容師の立ち位置はかなり違うようで、アメリカと日本の美容師の雇用体系は大きく異なります。

日本は社員として雇い、固定給といったチーム型体系
アメリカは美容室が椅子を家賃として借し出す完全歩合制。シェアサロン的な?

例外もありますが、大半がそんな感じだそうです。

Photo by Adam Winger on Unsplash

そもそも日本に比べて組織への帰属意識はあまりないかも知れませんね。

 

日本と海外だと美容師だけでなくお客様の性質も大きく異なりそうですよね。

つまり働く地域で「在り方」も「やり方」も合わせていかないと食べていけないと思うのです。

 

たしかに、会社に使われるのではなく、会社を使ってやるぐらいの図太さで仕事をしている方がストレスは少ないのかもしれません。

ただ、「会社にうまく使われる」と言えば少し聞こえが悪いですが、言い方を変えると、「会社に必要とされる自分になる」ことをしてきた人でないと、独立・フリーランスでなかなか成功はしない、そう思ったりもするわけです。

 

まずは組織あっての個人で成功失敗を繰り返し、経験値を積み、スキルアップをしていく。

そのスキルアップが、会社にも自身にも利益をもたらし、会社と社員の相互依存によりチーム力は増していくと思うのです。

物事の見方も多方面から見ることができるようになるでしょう。

その過程があってこそ、今後の自分の価値が高まり、どうセルフプロデュースできるかを考えることができます。

 

会社に不利益をもたらそうと、権利を行使して自分が得するだけの行動をとって去っていく人も最近はいるらしいのですが、

 

どんなに優秀な人でも会社員である限り、外部からは「A社の〇〇さん」というように、所属する組織とセットで認識されます。

会社はそうでもないけど、あなたはすごいね。そうはなりません。

 

個の力、個の存在だけで生き抜いていける人は、ごくわずかなのではないでしょうか。

 

Bob DmytによるPixabayからの画像

ほぼ、多くの人は「組織やコミュニティ、顧客に必要とされているかどうか」によって報酬も決まります。

 

我々美容師は特に。

 

独立して社会から評価を得る仕組みも、組織の中で上司から評価を得るしくみも、結局は一緒です。

 

組織で評価されない人が、社会から評価されるということは、同じ美容師をやっていく以上滅多にないのでは・・・。

 

会社を飛び出して自力で社会から評価を得るほうが、自由度は上がりますが、難易度はもっと上がる。

 

独立して1人でやっていく。個人としてやっていく。

 

市場からの評価をダイレクトに獲得する存在になり、会社より大きな「社会」というコミュニティに認められるのは、高度なことです。

 

私たち美容師は組織に依存せずとも実力さえあればどこでもやっていける、そんな職業だからこそ見逃しがちなのですが、

 

会社員であれ、個人であれ、「社会の一員として」成果を上げていかないと生きてはいけません。

 

組織の中でうまくやっていける人の方が、独立してもうまくいく、結局は勝つ。そんな気がします。

 

常に原因は、自分にある。

 

雇われてる時の私はどちらかと言えば、扱いにくい社員だったと思います。

 

おかげさまで、今とても苦労をしてるのでありますよ・・・。

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