自動車メーカーから学ぶ美容室経営① SUBARU編

「しくじり」から学ぶ美容室経営。

皆さんは車はお好きですか?

こう見えて(どう見えてるか知らん)私は車が大好きです。

 

他に好きなものと言われても、思い浮かぶのは・・・

腕時計、旅行、音楽、映画、お酒、お料理、スポーツ、ファッション、スイーツ・・・、

 

うーーん、それぐらいですかね。

その最下位ぐらいに仕事があります。

 

車って本当に面白くて、メーカーによって特徴があったりこだわりがあったりします。

 

私は幼い頃「スカイラインGT-R」「ハコスカ・ケンメリ」「フェアレディZ」といった感じでNISSANが好きでして、過去には日産車を多く乗っておりました。

しかしどこかでいつも気になっていたメーカーにSUBARUとMAZDAがありまして。

なぜかTOYOTAに魅かれませんでした。なんでかは正直わかりません。

 

そんななかSUBARUって本当に面白いというか、こだわりが強くて。

「水平対向エンジン(ボクサーエンジン)」というシリンダーが横にピストン運動するエンジン(たしかポルシェも)と4WDにこだわってるメーカーでして。

 

そして「アイサイト」という先進運転支援システムを独自技術として持っているのが特徴です。

 

ロールも少なく安定感があり本当に運転しやすい。

しかし、独自技術を優先し例4WDにこだわるため、今時燃費が悪い悪い。(以前LEGACY OUTBACKを乗っていたので経験済み)

また、水平対向エンジンを使っているため、エンジンを横置きする小さなモデルが商品ラインナップにないんです。

トヨタでいえば、ヤリスやアクア。日産で言えばマーチやノートといったクラスのコンパクトカーを持っていないのです。

さらに、軽自動車の生産からも2008年に撤退。

 

 

つまり、日本や海外で売れる軽自動車やコンパクトカーがありません。

ですから、数多くクルマを売ることが難しいというのがSUBARUの最大の弱点なんですね。

 

実際に近年は、ASEAN、燃費規制の厳しい欧州、そして中国にも進出していない為、日本のみならず世界で売れてないんですね。

 

じゃあどこで儲けてるかと言うと、「北米」ではめちゃくちゃ人気なわけです。

 

多くの日本の自動車メーカーが米国市場で数多くのクルマを販売していますが、SUBARUだけが、北米の販売比率が抜きんでて大きい。

 

北米では車体が大きくパワフルで安全性も高いSUBARUがどのメーカーよりも信頼されているわけです。

 

そして日本にも世界にも、SUBARU車を愛する「スバリスト」と呼ばれるコアなファンたちも多く存在するわけです。

お名前.com

 

話を美容室に戻しましょう。

 

きっと美容室もこれに近いような気がします。

 

誰もが知っている美容室。

たくさんの店舗がある美容室。

リーズナブルさを売りにしたり、デザインを売りにしたり。

どの美容室にも特徴がある。

 

その特徴を欲しているお客様は、単に価格や利便性だけで美容室を選んでいるわけではない。

 

「勝てる場所」「勝てる客層」「勝てるやり方」で利益を出す。

 

店舗数も少ない、スタッフも少ない、業界でもそんな知られていない。

 

でも「この店にしかない魅力」に憑りつかれたお客様は、たとえ安いサロンが近くにあろうが、きれいなサロンが近くにオープンしようが、来てくれるわけです。

 

が、しかし、それは、

「拘り」「売り」がしっかりお客様に伝わり、

スタッフがそれを理解し、強みとして発信しているからこそであり、

 

「他とあまり変わらない価格と技術」ではファンにはならない。

 

ファンを地域に生み出すには、お客様の声に耳を傾け、スタッフの声に耳を傾ける。

 

そして絶えず変化をしていく。

 

ってことが必要なんですかね。

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