インスタがうまくできないから売れない?んなこたないだろ。

「しくじり」から学ぶ美容室経営。

過去にこんな記事を書きました。↓

吉田はこう考えております。【SNSと美容室の関係性編】~インスタ集客・インスタ就活ってどうなんだろうね?~
今回は短いです。 すぐ終わります。手抜きじゃないですよ。 美容室に限らず多大な影響力をもつインスタグラム。 ...

 

インスタはとても美容師にとって自分という商品をマーケティングできるコスパ最強のツールですよね。

私のインスタのフォロワーやDMにはなぜか「たった○○分、スマホを○○するだけで1日○○万も稼げて月収○○○○万♡ まずは↓をクリックして・・・」

 

という謎の美女からの謎のお誘いが謎なくらい来る・・・。

あなたいったい誰なのよ。

 

AIってすごいね。

 

あとなにかと「マフィア」とか「ゾンビ」のゲームアプリの広告がまーーー多い事・・・。

 

まあそれはいいとして、

私も美容師さんのインスタを拝見しますが、

皆さん本当にキラキラしてて素敵です。

うちからもそんな多くのフォロワーがいてサロンの名前が有名になってお客様と入社希望者が殺到、そうなってくれたらなー、って、そう簡単には・・・。

 

でもおそらく予想ですが、めちゃくちゃフォロワーいてめちゃくちゃ売上やっててめちゃくちゃ給料もらってる美容師って、

ごくわずかな地域の、ほんの少しの美容師さんで、

 

だいたいの美容師さんはそれなりにフォロワーいても、まあそこそこか、

そんなインスタやってなくてもそこそこ売れっ子で稼げてるか、

インスタも売上も低空飛行か、

そんな感じがほとんどではないでしょうか?

 

今回私がお話したいのは、

「別にインスタに時間と意識を引っ張られすぎなくても良くない?」

ということです。

 

たしかにSNSやホットペッパーなどの発信力やコンテンツを最大限に上質なものに仕上げていく「プロデュース力」はあるに越したことは無いです。

実際に弊社も「インスタみてきました」というお客様もいらっしゃいます。

そこを専門の業者に任せてコストかけてる会社や個人もいるくらいなので必要な事かとは思います。

しかし、

「入口」はある意味「エフェクト」を利かせ放題です。

 

ビジュアル、テキスト・・・、

 

しかし、ここをきらびやかに飾れば飾るほど、「実態とかけ離れていく確率」も高くなるわけです。

 

「なんかインスタすっごい可愛いかったけど実際あってみたら・・・、!?」

↑た、たとえばですよ・・・。(数人うなずいてません・・・?)

 

だから場合によっては「思ってたのと違う」という結果で終わり、「短期的な成功」で終わってしまう。

 

美容師にとって大事なのは、「長期的に顧客とつながる」ほうが心も体も楽になり、長く美容師を楽しめると思うのです。

 

だからインスタという「入口」で勝負などせず、サロンという「中身」で輝きを放てば何の問題も無いわけです。

 

もちろん適度な同時進行が望ましいですが、重要度から言えばサロン内でどれぐらい輝きを放ってるかの方が圧倒的に大事に決まってます。

ただ言えることは、

 

インスタをやってる以上写真を撮ることになるので、スタイリングや見せ方がうまくなり技術力が上がることは間違いない。

商品の販売力も上がると思います。

だからそういう意味ではやるべき。

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ではサロン内で何をするのが売上を上げるために有効なのか。

 

それは、「目の前のお客さん以外も意識する」ことです。

 

だいたいの美容師さんは目の前のお客様には親切で一生懸命。

でもこれってみんなそうなわけです。

 

そう、サロン内では目の前のお客様だけが自分のお客様ではない。

となりの席のお客様も、後ろの席のお客様も、もしかしたら「未来の自分の顧客」になる可能性があるわけです。

そう思いながら目の前のお客様も大事にできる「余裕」を身に着けるためには、日々「スピード」と「挨拶」を意識する必要があります。

そして時にはお声がけをする。

仕事のスピードが上がれば、周りを意識する余裕ができます。

仕事のスピードが上がれば、施術の説明やヘアケアの知識とアドバイスを余裕をもってすることができます。

仕事のスピードが上がれば、1人でも多くのお客様を担当できます。

仕事のスピードが上がれば、他のスタイリストのサポートもできます。

 

ここで「売れる」「売れない」の差が発生します。

 

A 目の前の自分の担当するお客様だけしか見えないのか、
B 自分の担当するお客様以外も見えているのか。

 

Aの場合、

自分のお客様にだけ、カウンセリングやアドバイスをする。他のお客様のお客様が来店しても、店内で自分の後ろを通過しても、目が合っても「挨拶」「会釈」しない。

 

Bの場合、

自分のお客様だけでなく、カウンセリングやアドバイス・商品説明を、他のお客様にも聞こえるように話す。

他の担当者のお客様が来店して際、すれ違ったり目が合った際、「挨拶」「会釈」を必ずする。

そして笑顔。

 

マスクをしているからこそ、よりそんなアクションの重要度は高く、

 

Bを見たお客様は、「なんか、あのスタイリストさんに次は担当して欲しい」と思うわけです。

要は、まったく見えないわからない人へのアピールよりも、

実際にリアルにサロンにいるお客様へのアピールの方が圧倒的に効果があるってことです。

 

美容師あるある。「忙しくて ~ できませんでした」

 

忙しいと、挨拶も会釈もできませんかね?

 

挨拶も会釈もできない忙しさを、いまだに経験したことがありません。

 

簡単に言えば、そうやってみんなやろうとしない、大事にしないことをやるから、頭一つリードできるわけです。

だって美容師はみんな「技術」はあってあたりまえなのですから。

 

「スピード」はすぐに上げられませんが、「挨拶」「会釈」「笑顔」は小学生でもできます。

そのような人としての「基本」を軽視するから、人から選ばれなくなる。

サロンの中での勝負に勝てなければ、サロンの中で選ばれなければ、いくらフォロワー増やしても「売れっ子」になれないということです。

インスタという大海原で勝負する前に、

サロンの中こそ、真剣勝負。

まずは「リアル」に「自分」に目をむけるべきかと。

そのうえでインスタに取り組んだら、それこそ「再現性」が増すと思うのです。

がんばれベテラン!がんばれ若手!

 

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