なぜ自分より、あいつの方が売上も給料も高いのか①

『売れる』美容師になろう!

全国の美容師さんがみんな売れてて理想の生活を手にしていれば、こんな記事を書かなくていいのですが、現に売れてる美容師はそんなに多くはなく、「そこそこ」といった感じの人が多いと思います。

美容師にさえなれば稼げる。

だったらもっと美容師になるハードルは高いはずですからね。

中には、「なぜこの俺様が、こんな奴らより売り上げが低いんだ!おかしいだろ!」って感じで完全に「環境依存~俺がうまく行かないのは環境のせい~」になっている人もいるかなと。

 

そんな人はまず自分に矢印を向けることから始めましょう。



今から言うことは、決して上から目線ではなく、「自分の経験」だから言えることです。

 

そうです。まさに私が若い頃はそういう美容師であり、そういう状態、「売れない」状態だった時の話なので。

美容師さんは誰しも一生懸命練習し、技術を身に着け、それを武器に飯を食うわけですが、

早くも結論から申し上げると、

伸び悩む美容師はあることを完全に忘れている可能性があります。

 

それは、「まわりあっての、あなた」という自分の立ち位置を忘れていることです。

美容師として一人前になるまで(なにをもって一人前かは別として)には、たくさんの人がかかわってくれていて、今があるわけです。

あなたの会社も、あなたの先輩も、そして後輩も、あなたにたくさん時間を投資してくれたおかげで、今のあなたが在るわけです。

 

では立ち位置を忘れるとはどういう状態か。

それは、自分自身は「社会の一部」であり、「組織の一人」であり、「チームの一員」であるということを忘れている、

 

もしくは、「他人への興味」が異常なまでになくなっている「自己中心的」な状態

 

これでもある程度は成長し、売上は上がると思います。ただそれは「短期的」に終わる。

人間は「長期的」な繁栄をめざしたほうが「ストレス」が軽減され、心と体の健康が保たれます。

 

初めからどこの組織にも属せず、誰からも教わらず、そのうえで顧客を増やせる人なんていません。

自分は顔がイケメンだから、かわいいから、それで人を集められるなら、美容師じゃなくて他のことをやるべきです。効率悪いので。

 

自己中心的で、何が悪いの?そう思う人もいるでしょう。とくにこういう時代にはね。

 

「個人を尊重する」という舌触りのいいセリフを、最近はよく耳にしますしね。

 

自己中心的だとなぜいけないのか。

それは、「ルール」を守ることの重要性を理解しなくなるからです。

国に、会社にルールがあるのはなぜか。

それは、国の平和を保つため、会社の平和を保ち、「会社の成長」に必要だからです。

 

会社の成長には「社員の成長」が必要だからです。

会社と社員を成長に導くもの、それが「ルール」というわけです。

 

「理念」もそうかもしれませんが、その理念を実現させるにはルールにのっとって仕事をすることが一番の近道だからだかです。

 

そもそも「ルール」は誰かを縛り付けるものではなく、過去の成功事例や失敗事例の蓄積のもと、より良くするために設けられている「成功への近道」だと思うのです。

 

つまり、売れっ子スタイリストと、伸び悩みスタイリストの大きな違いは、

「ルールを順守している」「ルールを軽視している」かの違いです。

※まさかないとは思いますが、売上いかなかったら自分で補填しろなどの理不尽なルールがあるとしたらそれは論外です

 

ルールを軽視し、「スタンドプレー」に走りがちな我が強い美容師は、まず伸びないと思います。

会社、チームのルールというのは、成長をより加速させるものだということに早く気づいた人が、

上司から感謝され、後輩から感謝され、お客様に認められ、たくさんの周囲のサポートを受け、結果を積み上げていくわけです。

 

「こんなルールぐらい、守んなくてもいいよね」

 

いいえ、お客様は見ています。店長は見ています。後輩は見ています。

売れっ子にふさわしい人間かどうかを。

 

売れるために意識することの1つ、それは

 

「チームビルディングに参加する」ことです。

良い美容師である前に、まずはチームメイトであることを意識する。

チームで達成することを第一に考える。

 

私は、「俺はやってる」「俺は悪くない」

そんなやつでした。

 

髪型も、服装も、自分ではイケてるつもりになってますが、実際はダサかったんだと思います。

そして生き方もダサくなる。

 

上手くいくわけないんですよ。そんなやつが。

 

だから私の転機は、店長に「させられた」ことです。

 

当時のオーナーに「君は人の上に立ってみないと、ずっと変わらない」といわれて、

 

会社やスタッフのことを「考えざるを得なく」なったわけです。

 

当時のオーナーの決断に感謝、ですね。

 

今は美容師の働き方の選択肢も増えました。

業務委託、フリー、面貸し・・・。

わずらわしさから解放され自由に働く。

それもいいかもしれません。

しかし、何も言われない、何も指摘されないことは、果たして自由で幸せな事なのだろうか。

自分を成長させてくれるのだろうか。

私は弱い人間なので、チームが必要です。強くなるためには。

 

伸び悩んでる皆さん、自分の為にやるのは当たり前。

人の為、チームの為に、ルールを大事にして、動いてみませんか?

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