美容室を経営すると誰もが考える「2店舗目出店」
これは1店舗目がある程度軌道に乗って、
がセットになったことで「行けるかも」ムフフ と思うわけです。
出店はオーナーにとってはステータスみたいな一面もあるので「行けるかも」と同時に「イケてるように見られるかも」という、周囲から「すごいね」「やり手だね」という承認欲求が満たさせるような気持を味わいたいという思いが少なからず起こるのである。
税理士からも背中を押され(顧問料上がるからね)、ディーラーからも物件などを勧められ(仕入上がるからね)、事業計画書を作って銀行に借入を申し込み(イケてる感出るよね)、内装の打ち合わせをし(これが楽しい)、そしてオープンを迎える。(たくさんのお花が届きます)
ここまでは楽しい。ここまでは天国。
そしてこの後がGO TO HELL・・・
なぜ地獄が始まるのか、そして落ちていくのか。
そもそも、
「その出店は本当に必要な出店なのか」を、
スタッフが、いやオーナー自身も疑問に思わなかったのかということです。
その出店は、
オーナーにとって
スタッフにとって、
お客様にとって、
絶対にしなければいけない出店なのか?
スタッフが出店によってモチベーションが上がり、任されたスタッフは新規オープンに感謝し、最高の活躍の場を与えられた・・・。
本当にそう思っているのか・・・?
スタッフの異動と出店によって、お客様はその新しいお店に行くことを本当に楽しみにしているのか?そしてその地域には美容室を心待ちにしている人がそんなにいるのか?
そもそも、その出店する場所は、既存客も移動しやすくスタッフも移動しやすい場所なのか・・・?
このしくじりオーナーは、
「自分のステータス」で、1店舗目から数駅離れた「駅前の好立地」を選び、「ある程度キャリアのあるスタッフ」を店長に任命し、2店舗目をスタートしたのです。
マーケティングなんて、「何それ?」
さあ、ホットペッパーも掲載したし、ポスティングまでして準備万端!
オープンから忙しくなるぞ!ワクワク・・・
お客様0名の日が何日あったか・・・
利益が出るまで1年以上かかりましたよ。
そう。
「箱さえ作ってしまえお客は来るし、スタッフも集まるし育つ!」
今思えば、そんな感覚で出店してしまったんですね、きっと。
スタッフは、お客様は
幸せだったのかな・・・。
つづく・・・
↑とても参考になります 。おすすめです。