しくじり老害経営者兼美容師ですが、
これだけは言えると思う。
「量をこなしたことがない奴が、質を語るな」
私は低料金のサロンで働いている美容師さんが、単価が低いからといって「質」が低いとは思っていません。
低単価でも「数」をこなし誰よりも高い売上を上げられる人を、質が低いなんて言えないからです。
逆に、高単価の店で働いているからといって、「質」が高いとも思っていません。
高単価でも指名数が少なくて売上が上げられない人を、質が高いなんて言えないからです。
どんなサロンだろうと、そこで高いパフォーマンスができる人の共通点は、圧倒的な「数」「量」だと思うのです。
質の高さの「入り口」が、それだと思うのです。
「自分は質を上げたいので丁寧に施術したい・・・」
「自分は再来率にこだわりたいので丁寧に施術したい・・・」
そういう人ほど、「数」で売上をあげている人を否定します。
「数をこなす」=「質が下がる」
「数をこなす」=「悪」
「時間をかけて丁寧に」=「質が高い仕事」
「時間をかけて丁寧に」=「正義」
蓋を開けてみると、売上は低いし指名も少ない・・・
「自分の価値をわかる客だけ指名してくれればいい」
この美容業界、あなたより質の高い美容師は山ほどいるのに・・・。
練習も実践も、誰よりも量をこなしたからこそ、誰よりも施術のスピードと精度が増し、誰よりも気が付き、誰よりも多くのタスクをこなし、効率的に動くことができるようになる。
なぜこれを理解できないのか・・・。
なぜこれこそプロだと思わないのか・・・。
つまりは、「自信の無さのあらわれ」だと思うのです。
今は楽に情報を得て、「やれてる気」「わかった気」になっているだけで、血がにじむような経験や実践をスルーしてはいないかい?
大谷君が、イチローさんが、それをスルーして一流になってるとでも・・・?
量をこなすからこそ、たくさんの失敗や挫折も多いが、そこから生まれる打開策やあらたな気づきも誰よりも多くなる。
だから成功率が上がるのではないか。
量をこなしたベースがある美容師さんは、おそらくどんなサロンに行っても、「質」と「対応力」がある気がします。
ふられたっていいじゃないか。
断られたっていいじゃないか。
その分、強くなるからこそ、
営業もナンパも成功するのではないか!
寝ます。