私は美容室・美容師の未来の繁栄を願って、ブログを書いております。
美容室という箱がいくら良くても、中身の美容師が良い技術とサービスを提供できない限り、
お客様には選ばれません。
ですから正解がないのですが、そこに正解を出すのはお客様ということになります。
これから述べることも正解ではないですし、決めるのはお客様。
お客様に選ばれることでしか生き残れない仕事ではあるわけですが、決してサロンに来るお客様がすべてではない。
中には、美容師をお客様にしている美容師もいるわけです。
美容師の仕事とはいえ、戦っているステージやフィールドはそれぞれ違ったりするわけです。
しかし、どの仕事も同じことをしているように見えても結果は大きく変わります。
特に美容師は。
その差を生むのが、「in & out」、インプットとアウトプットの量ではないかと思います。
オススメ!!↓
何もできない状態から、髪を切れるようになるまでは、「教わって、練習する」の繰り返しで、ぶっちゃけ誰でもできます。
「髪が切れるようになりました!」
これでスタイリストとしてデビューでさせてしまう美容室もあるようですが、別に否定はしません。
あくまでもスタイリストデビューはスタートラインに立った。ただそれだけの事なので。
ただし、どんな状態でそのスタートラインに立たせているのかは、美容室によって差があるように感じます。
おそらく、同じ100メートル走でも、コースは同じコンディションじゃないかもしれない。
入社半年でデビューしたスタイリストのコースにはハードルや網などの障害物があるかもしれません。
なんなら途中、粉の中に顔を突っ込んでアメダマをとるために足止めを食らってお顔が汚れることもあるでしょう。
でも諦めず、腐らず最後まで走り抜ければいいだけです。
2年でデビューしたスタイリストのコースは比較的低いハードルと、短い網のゾーン、アメダマではなくパンがぶら下がってるかもしれません。
でも諦めず、腐らず最後まで走り抜ければいいだけです。
5年でやっとデビューしたスタイリストのコースは一直線でなんの障害もない。
ただし、みんなとっくにゴールし、競技は終了し、次の種目に参加してるかもしれません。
でも諦めず、腐らず次の種目で大きく差をつけてゴールすればいいだけです。
つまり、勝負はデビューまでの期間ではなく、デビューした後にどれぐらいの学びと経験をするか、ということです。
アシスタントからスタイリストになるまで以上に、スタイリストデビュー後に学びと経験を積み上げるかで「差」が生じます。
センス・感覚で売上が伸びるという人もいるようですが、稀なケースかと思います。
あと、退社スタッフのお客様を大量に引き継いで売上が伸びるとか。
それ以外はスタイリストになってからのインプット&アウトプットの量で決まってしまうのがほとんどです。
伸びない例としては、 ※あくまで傾向です!
まるで昔の私のようですね・・・。
そんな中、売れっ子スタイリストは自分のお客様で予約がいっぱいなので、ご新規様はそのようなスタイリストに割り振られる確率が高まるのです。
結果、低料金で新規集客するスパイラルは続いていく。
あえて、下品な表現をしますね。
お腹いっぱいの肉食獣に、餌をあげようとしても食いついてきません。
そしておなかがすいても飼育員が時間通りに餌をくれます。
それに慣れてるので、肉食獣本来の本能むき出しの表情、獲物を狙う鋭い眼光、噛みつかれたらひとたまりもない尖った牙、逆立つ毛並み・・・。
一切お目にかかれません。
なんならゴローーンってお腹見せてすやすや寝てるわけです。
しかし、
餓えた肉食獣は、もはや「自分の意思」で獲物を獲得にいくわけです。
生きるために、家族養うために。
本能むき出しです!よだれダラダラです!捕まったら離してくれません!目もイッちゃってるわけです。
美容師と肉食獣を比較する私のセンスもイッちゃってますが、何が言いたいかと言うと、
ある程度、「餓えている」状態を作ることも必要な事だということです。
スタイリストになってから、どれぐらい「ハングリー」な状態かで、その人本来のパワーも変わってくるということです。
何もしなくてもお客様をたくさん担当できてそれなりに売り上げが上がる状態をつくるのはサロンとして喜ばしい事ですし、事業としては大成功です。
しかし、1人1人のお客様を担当することのありがたさと責任感がどれぐらいあるかは、結果として大きな差をもたらすと思うのです。
そもそも、伸びる人はスタイリストになっただけでは満足してないし、常に新しい課題や目標をアップデートしているのです。
数字目標ももちろん大事ですが、
その数字を達成するための、「知識量」×「行動量」の掛け算を、日々意識できればいいだけかと思います。
スタイリストになってから、さらに知識を得て、行動に移す。
行動に移したら結果が出るので、その結果が思うようにいかなかったら、その原因を突き止めて新たな知識を得る。
結果が出なければ行動を変えてみればいいですし、相談したり素直に教えてもらおうとすることも立派な行動です。
まとめると、
目に見える「技術」に違いが見えないようでも、
目に見えない「深み」を、お客様は感じているのです。
その深みは、知識と行動と経験、そして想いからでるもの。
自分は好きな事できてるからそのままでいい、
好きな事をやらせてもらえてるので別に売上は意識してない、
お金がすべてではないし、給料がどうとか、目標がどうとかは興味がない・・・、
なんていう人もいるのでしょうかね?
いたら最高です。
幸せな場所を提供できて、私もうれしい限りです。
お給料を、払わなくて、済むので・・・。(*´Д`)ハァハァ