美容師という仕事は、ヘアカットやヘアカラー、あるいはセットなどにより、人の外見を綺麗にすることができる。
それだけでなく、ヘッドスパやマッサージなどのサービスや他愛もない会話などにより、
お客様の疲れを癒したり楽しい時間を共有するなど、まさに「お客様と共に作り上げる仕事」です。
施術が終わるとお客様からは笑顔はもちろん、「ありがとう」 という感謝の言葉をいただくことができます。
美容という仕事は本当に素晴らしい仕事だと思います。
お客様へのサービスや会話のやりとりにおける仕事の「やりがい」をはじめ. 一度身につけた技術は生涯活かすこともできるのです。
そして何よりも「積み上げる」ことのできる仕事で最終的な完成形がなく、時代によって技術やトレンドがアップデートしていくわけです。
美容師が増加傾向にあるのもうなずけるわけです。
こんな素晴らしい仕事なのに、「あること」を忘れてしまうと、成長曲線は一気に緩やかなカーブを描いて上がっていくどころか、停滞もしくは下降していきます。
それは「優しさ」です。
なんだよ、フツーじゃん。とか言うな!これが大事なんだよ!
美容師たるもの、「道具」がなければ仕事ができないのです。
ハサミがなければ髪の毛を手で引きちぎるか、歯で噛み切る、もしくは引っこ抜く。
ドライヤーがなければひたすらフーフー息を吹きかける。
「ワイルドだろ~」じゃないんです!無理なんです。
何が言いたいかと言うと、道具への優しさとお客様やスタッフへの優しさは比例する場合が多いと言いたいのです。
形あるものは壊れます。
しかし、壊れるのが当たり前ではなく、大切に長く使いたいと思えばモノに対しての愛情が増すので自然と手つきや振る舞いが優しくなるのです。
そうするとお客様の髪のとかし方やタオルドライの仕方、いろんなお客様へのコンタクトが優しくなるはずなのです。
お客様がどう感じているか、どう扱ったら丁寧だと感じてもらえるのか、雑と思われてしまうのか。
自分たちが「日常」的に行っている事は、お客様にとって「非日常」なわけです。
その非日常な特別空間の中でどう振る舞うべきなのか。
真剣に考えるべきなのです。
それを考えないと、「ワンシャンしますね」とかお客様に言っちゃうわけです。
知らないよ・・・。なにワンシャンって・・・。ってなるわけです。※1回だけシャンプーの略
すいません、これは完全な偏見です。批判覚悟で言いますが、
いつもお店の備品を壊してしまう、お客様に雑と思われてしまう可能性の高い人の特徴、
「ドライヤーやアイロンのコードを引っ張って抜きとる人」におおいかも説。水ダウ風。
これはどういうことかと言いますと、
プラグではなくてコードの途中から引っこ抜くと断線などにより故障の可能性が高まるわけですが、「コードは何回でも引っ張ても壊れない」なんて思っているはずがなく、むしろ「引っ張ったらこわれる可能性がある」ということはわかっているはずなのです。
なのに引っ張ってしまうわけです。
理由は1つ、プラグまで手を持っていくことすら面倒くさく、故障のリスクをとってでも楽をしたい方に先に脳が働いてしまうということです。
ちょっと手を伸ばせば、ノーリスクで電気機器の命を延命することとなるのに。
自分の楽したい気持ちで道具の命を削るわけです。
これがのちに人に対してもそうなってしまうかもしれないのです。
何度も言います。偏見です。あくまで勝手な思考ですいません。
そしてもう一つの理由、それは、
「自分で金出して買ったもんじゃねーし。」
といったように、そもそも人の物だから大事にしようとは思えないのです。
本来、自分ではなく人を傷つけたほうが「罪」ということを忘れてしまうわけです。
何度も言いますよ。人を傷つけるのは「罪」ですからね。
しかし、こういった意識の違いも、後々おおきな差を生むことになることだってあり得ると思うのです。
自分と関わる全ての人に、優しさをもって接していますか?
こんなことぐらい、と思っていると大きなミスをおかしたりしてしまうものです。
では、そんな「コード引っ張ってしまいがち諸君」に私が解決法を伝授します。
それはズバリ、道具に「名前」を付けて、そのあとに「くん」とか「ちゃん」をつけてあげろ。
でございます。
そう、恋人を呼ぶように、ペットの犬や猫を呼ぶように。
そんな大切な相手を、乱暴に扱えますか?
そうすると自然と大事に扱い、モノに対しても愛情が湧いてきます。
実際に、家族・恋人・ペットと触れ合う機会の多さは、相手の気持ちを理解しようとする気持ちを持つ機会の多さでもあるそうです。
え、彼女いないって?
知りませんよ、
好きな芸能人とかの名前とかでいいのでは?
それか会社の社長の名前でも付けといてください。
速攻壊しそうですけどね。